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神戸で防災ソング作るワークショップ ひとぼう「夏休み防災未来学校」の一環で

「夏休み防災未来学校2021」の7月25日メインホスト「Bloom Works」のKAZZさん(左)と石田裕之さん(右)

「夏休み防災未来学校2021」の7月25日メインホスト「Bloom Works」のKAZZさん(左)と石田裕之さん(右)

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 「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(通称=ひとぼう)」(神戸市中央区脇浜海岸通1)が展開するイベント「夏休み防災未来学校2021」の一環で7月25日、「みんなで歌づくり:メッセージを伝えよう! by Bloom Works」が開催される。

「夏休み防災未来学校2021」プログラム

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 「夏休み防災未来学校」は、夏休み期間中に子どもから大人まで楽しみながら防災・減災について学ぶことができるプログラムを行う毎年恒例の催し。

 昨年度は、コロナ禍の影響によりオンライン配信が中心となったが、今年は同施設内での「リアル会場プログラム」の連日実施を復活させるとともに、インターネットで繰り返し視聴できる「オンラインプログラム」も組み合わせて今月22日~8月31日に行う。

 25日のメインホストは、日本のボイスパーカッション第一人者で、現在は兵庫県立大学減災復興政策研究科の客員研究員でもあるKAZZさんとアコースティックシンガー・ソングライターで防災士の石田裕之さんによる神戸発・防災音楽ユニット「Bloom Works(ブルームワークス)」。今年2月にワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューを果たした。

 同ユニットは同施設と共同で「音楽による減災啓発は可能か」を考える一般参加型イベントとして、昨年8月、今年3月にオンライン音楽創作イベント「『私たちのSMONG(スモン)』みんなで歌づくりワークショップ」を配信。手本にしたのは、スマトラ沖地震で奇跡的にほとんどの住民が助かった被災地・インドネシアのアチェ州シムル島の津波伝承歌。「ナンドン・スモン(SMONG=シムル語で津波を意味する)」として歌い継がれ、避難行動の成功に大きく寄与したといわれている。

 今回は小学4年~中学3年を対象にリアル会場参加者を募集し、災害発生時などいざというときに自分や大切な人の命を守るために役立つ歌を作るワークショップを開催。ユーチューブライブ配信と同時にハイブリッドで行う。リアルタイムで参加者から寄せられる言葉を紡ぎ、オリジナル楽曲を作り上げる。

 会場参加は事前申し込みが必要で、先着順で受け付ける。オンラインでの視聴・チャット参加は申し込み不要。イベント後はアーカイブ映像を一定期間公開する。

 石田さんは「会場参加は子どもを対象としているが、オンラインはどなたでも参加できる。皆さんと一緒に大切な人にメッセージが届くような防災ソングを作りたいので多くの方に視聴いただければ」と話す。

 開催時間は14時~(約120分)。参加無料 。

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