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神戸旧居留地カフェで「突撃洋服店」ポップアップショップ 「突撃的スナック」復活も

「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さん

「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さん

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 神戸発の古着・雑貨店「突撃洋服店」のポップアップイベントが7月29日、神戸旧居留地のカフェ「ニューラフレア」(神戸市中央区明石町、TEL 078-333-0808)3階で始まる。

「突撃洋服店」ポップアップショップ、前回神戸開催の様子

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 「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さんが独自の審美眼でセレクトした海外買い付け商品を展示販売する同企画。神戸での開催は4カ月ぶりとなる。

 突撃洋服店は神戸旧居留地の近代洋風建築の保存運動が盛んだった1985(昭和60)年、1922(大正11)年建築の大興ビルの一室に1号店をオープン。デザイナー個々の世界観を形にしていたデザイナーズブランドに影響を受けて、「時代、ジャンル、カテゴリーに関係なく、独自の価値観で選んだ古着でモードをつくる」というコンセプトを掲げ、映画やドラマ、アーティストへの衣装提供をするなど活動の幅も広い。

 1989(平成元)年1月には「高砂ビル」へ移転。阪神・淡路大震災が起こった1995(平成7)年、多大な被害を受けたが2月には東京・渋谷で営業を再開した。復旧後は神戸での営業を続け、2012(平成24)年9月に元町の「MISXビル」へ移転。2015(平成27)年6月4日に30周年企画として芸術家の交流拠点「Gallery9」が入居していた近代建築「チャータードビル」へ移転した。新型コロナウイルスの影響もあり、2020年4月に神戸店、昨年4月に渋谷店を閉店したが、現在は「突撃する洋服店」としてポップアップショップ展開をしている。

 安田さんは「ポップアップを展開する時、一枚の絵を描くように店を構成する。色や形の見え方でアンバランスを含めたバランスを考えている。購入によって服の数は減るが、ライブペインティングのように描き足されていく感じ」と明かす。

 今回はビジュアルにアートを取り入れたといいい、同店でオリジナル商品も展開しているアーティストのHIRONORI FUKUZUMIさんが担当する。「塗り重ねて行くバランスが、人が服と関わりながら思いを交錯させ、色が混ざり合うように感じる」と安田さんは言う。

 今月30日には、実店舗でも人気企画だった「突撃的スナック」も復活。安田さんは「本来スナックの特徴は、ちゃんと話ができること、どんな年齢の方でも心を解放し本音で話せること。服を試着しながらリラックスしてもらい、話も弾み、飲食も楽しみ、ゆっくりしてもらえる空間にしたい」と話す。

 会期中に商品を購入した場合、ニューラフレアでの飲食代から20%割り引く。割引期間は9月30日まで。

 営業時間は12時~20時(スナック営業時は22時まで、最終日は18時まで)。8月2日まで。

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