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神戸・元町映画館が開館12周年 記念企画で沖縄映画上映

元町映画館12周年企画「オキナワンダーランド~映画で発見する沖縄」を開催

元町映画館12周年企画「オキナワンダーランド~映画で発見する沖縄」を開催

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 元町商店街4丁目のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4、TEL 078-366-2636)が8月21日、開館12周年を迎える。

元町映画館12周年記念企画「オキナワンダーランド」上映作品

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 縦2メートル、横4メートルのスクリーンを備える同館。劇場には、66席の客席と車いす用のスペース1カ所を用意する。

 常時ロードショー館として新作映画のみを上映するのではなく、愛好家の映画館として近隣の映画館や上映団体と協力しながら優れた旧作や神戸で一般公開の機会の無かった作品のほか、収益性に乏しく商業上映が困難とされる映画、新進作家の作品なども積極的に扱ってきた。

 10周年を迎えた2020年からは新型コロナウイルスの影響を受けたが、さまざまな企画を展開。イラストレーターとのコラボ企画「LABOモトエイ」、地元を舞台に制作した同館初の配給作品「まっぱだか」の上映などを行った。

 10年間で上映を通してつながりが生まれた11人の映画監督たちが「10周年のお祝い」として同館に短編作品を贈るプロジェクトも立ち上がり、オムニバス映画「きょう、映画館に行かない?」も完成し、上映された。

 12周年を迎えた今年は、沖縄本土復帰50年という節目の年であることを受け、沖縄映画7本を上映する記念企画「オキナワンダーランド~映画で発見する沖縄」を8月20日から2週間開催する。

 現存する沖縄最古の劇映画「執念の毒蛇(1932年、監督=吉野二郎さん)」、本土復帰直前の沖縄を描いた小林薫さん、戸川純さん主演のファンタジー映画「ウンタマギルー(1989年、監督=高嶺剛さん)」、「PFFアワード2021」グランプリ受賞作「ばちらぬん(2021年、監督=東盛あいかさん)」のほか、「白百合クラブ 東京へ行く(2003年、監督=中江裕司さん)」「ヨナグニ 旅立ちの島(2021年、監督=アヌシュ・ハムゼヒアンさん、ヴィットーリオ・モルタロッティさん)」「島の色 静かな声(2009年、監督=茂木綾子さん)」「パイナップル・ツアーズ デジタルリマスター版(2022年、監督・原案・編集=真喜屋力さん、中江裕司さん、當間早志さん)」を上映する。

 会期中、沖縄民謡ライブ、沖縄をテーマにしたトークイベントも行う。

 同館・支配人の林未来さんは「本特集企画で沖縄の歴史や文化、人々の暮らしを見つめた作品に触れることで多面的な沖縄の魅力を発見してもらえたら」と話す。

 料金は、一般=1,500円、シニア・各種サービスデー=1,200円、学生=1,000円。9月2日まで。

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