「ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ」が8月31日、百貨店「神戸阪急」(神戸市中央区小野柄通8)新館「Hankyu Mode Kobe」1階にオープンした。
ブルーボトルコーヒーはアメリカ・カルフォルニアに本拠地を置くコーヒー会社。米国内・韓国・香港・日本に100店舗以上を展開している。日本進出は2015(平成27)年。東京、神奈川、群馬、京都、大阪、兵庫に24店舗、神戸阪急カフェは25店舗目で神戸2号店となる。
同店は、2023年度中の完成を目指して改装を進めている神戸阪急の新館リニューアルに伴いオープンした。ファッションとカルチャーが融合するコミュニケーションフロア「デザイナーズI」に位置し、施設内のカフェと屋外から直接注文できるカフェスタンドを備える。
メニューは、ブルーボトルの既存店舗で提供しているスペシャルティコーヒーやエスプレッソドリンク、神戸2号店限定のフードメニュー「ミルクソフト 弓削牧場のフレッシュハーブ」(715円)、「グリルドチーズサンドイッチ with トマトスープ アボカド&大葉」(1,056円)も用意する。ソフトクリーム販売は同社で日本初となる。
店舗面積は172平方メートル。席数は店内37席のほか、屋外に2人掛けベンチ11台を設置する。空間デザインは同ブランドの「みなとみらいカフェ」「渋谷カフェ」「白井屋カフェ」をデザインした芦沢啓治建築設計事務所が担当した。
「Hankyu Mode Kobe」では、木材価値を創造する神戸のコミュニティー企業「SHARE WOODS」との共同事業として、神戸・六甲山の手入れで発生した間伐材を活用したコンテンツを展開する。一部家具のフレームや天板に神戸市北区の里山利活用材(コナラ)を使い、木材の乾燥からプロダクト製作まではカリモク家具が担当する。
ブルーボトルコーヒー広報担当者の岩崎桃子さんは「ショーウインドーの一つを使ったテイクアウト専用のカフェスタンドでは外から直接注文・受け取りができるので、毎朝の通勤途中や街並みを散策する観光の出発点として立ち寄ってもらえたら」と話す。
営業時間は10時~20時(8時~10時はコーヒースタンド営業のみ)。