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三宮に「情熱ダイニング」新業態店 神戸産食材使ったコース料理提供

「情熱ダイニング」社長の池原晃喜さん(中央)、総支配人で「語り部」の大坪健次さん(左)、料理長の山田真也さん(右)

「情熱ダイニング」社長の池原晃喜さん(中央)、総支配人で「語り部」の大坪健次さん(左)、料理長の山田真也さん(右)

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 飲食店「FARM TO TABLE『KANBE』(ファーム トゥ テーブル カンベ)」(神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-332-3317)が11月30日、神戸・三宮にオープンした。

18メートルのロングカウンターには布引の水や六甲山からの夜景が映し出される

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 運営は、「VEGETABLE DINING 農家」「KOBE DINING八百屋」「肉巻き野菜串とハイボールの炙(あぶ)り酒場 八百屋」「農家うたげ。」「TOUFU-Dining 大豆屋」「神戸サイコー亭」を展開する「情熱ダイニング」(下山手通2)。同社では、グループ店全体で神戸市産の食材を積極的に取り入れ、兵庫県産食材の消費地としての役割にも力を入れている。

 新業態となる同店では、語りとプロジェクションマッピングを使い、「神戸の食の循環」のストーリーをコース料理で提供する。

 店舗面積は約60坪。席数はカウンター席18席。貸し切り利用にも対応する。店内は料理が映えるようモノトーンにしたシンプルな内装で、18メートルのロングカウンターには四季折々の神戸の風景をプロジェクションマッピングで映し出す。

 食材はJA六甲と提携し、料理長の山田真也さんが大型直売所「農協市場館 六甲のめぐみ」(西区押部谷町)に足を運んで仕入れる。山田さんは「農家の方々が丹精込めて作ったが一般に流通できなかった規格外野菜なども積極的に取り入れたい」と話す。

 メニューは、ランチ、ディナー共通で「KANBEコース」(1万5,400円)、「MASTER KANBEコース」(1万9,800円)の2種類。神戸牛や須磨サーモン、神戸市西区の野菜など神戸産食材を90%以上使い、年に4回、季節ごとにコース内容を変える。

 ドリンクは、灘五郷の酒や神戸ワインなどのアルコール、「神戸ウォーターレモネード」「有馬サイダーてっぽう水」など、ソフトドリンクも神戸にこだわったメニューをそろえる。

 総支配人で「語り部」の大坪健次さんは「神戸に住んでいる人でも、神戸市産の食材を知らないことが多い。生産者と消費者の間に立つ語り部として、神戸の食材の背景にあるストーリーを伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は、昼=12時~14時(土曜・日曜・祝日のみ)、夜=18時30分~20時30分。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業)。

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