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神戸旧居留地カフェで「突撃的フリマ」 「突撃洋服店」ポップアップ内で

「突撃洋服店」創業者で総合ディレクターの安田美仁子さん

「突撃洋服店」創業者で総合ディレクターの安田美仁子さん

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 イベント「突撃的フリマ」が1月20日から、神戸旧居留地のカフェ「ニューラフレア」(神戸市中央区明石町、TEL 078-333-0808)3階で開催される。

前回神戸開催の様子

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 神戸発の古着・雑貨店「突撃洋服店」ポップアップ営業の一環。「突撃洋服店」は神戸旧居留地の近代洋風建築の保存運動が盛んだった1985(昭和60)年、1922(大正11)年建築の大興ビルの一室に1号店をオープン。デザイナー個々の世界観を形にしていたデザイナーズブランドに影響を受けて、「時代、ジャンル、カテゴリーに関係なく、独自の価値観で選んだ古着でモードをつくる」とのコンセプトを掲げ、映画やドラマ、アーティストへの衣装提供をするなど活動の幅も広い。

 1989(平成元)年1月には「高砂ビル」へ移転。阪神・淡路大震災が起こった1995(平成7)年、多大な被害を受けたが2月には東京・渋谷で営業を再開した。復旧後は神戸での営業を続け、2012(平成24)年9月に元町の「MISXビル」へ移転。2015(平成27)年6月4日に30周年企画として芸術家の交流拠点「Gallery9」が入居していた近代建築「チャータードビル」へ移転した。新型コロナウイルスの影響もあり神戸・渋谷の実店舗は閉店したが、現在は「突撃する洋服店」として各地でポップアップショップ展開をしている。

 渋谷ファッションウィーク期間中に行われていた「シブヤファッションフェスティバル」がきっかけで、2012(平成24)年から始まった「突撃的フリマ」。今回で21回目を迎え、神戸では初開催となる。

 「突撃洋服店」創業者で総合ディレクターの安田美仁子さんは「当時、渋谷かいわいには古着屋が少なく、古着の楽しさを知ってもらう当店ならではのイベントとして始めた。店内に並ぶ商品を値引きするのではなく、独自の価値観で少しリーズナブルなプライスのものを並べている。着たことのないタイプの服に挑戦するきっかけにしてほしい」と話す。

 会場では、「突撃洋服店」開業当時からの掲載誌などをスクラップしたファイルも展示する。

 「最近の傾向として、15年~25年前によく古着を着ていたという大人の方がちまたにある服に物足りなさを感じ、以前とは違う取り入れ方を求めておられる。若い世代も周りとかぶりたくない自分の姿を求めている。突撃的フリマは、そんな方々に少し挑戦しやすい価格で楽しんでもらえるのでは」と安田さん。「ポップアップの商品も季節を飛び越えて楽しめるものが多く、服で心躍る楽しさを体感して可能性を広げてもらいたい。アクセサリーもジェンダーや年齢に関係なく、コーディネートのアクセントになるものを用意している。服に囲まれながらランチやお茶を楽しめる空間で、皆さまとの会話も楽しみたい」と話す。

 会期中、店内の商品を購入した人を対象に「ニューラフレア」の飲食代を20%割り引く。2月28日まで。割引チケットは「突撃洋服店」歴代ショップカードのデザインを採用しているという。

 営業時間は13時~20時(最終日は18時まで)。1月25日まで。

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