見る・遊ぶ 買う 学ぶ・知る

神戸どうぶつ王国で「ツシマヤマネコの日」イベント オリジナル缶バッジ販売も

缶バッジ「にゃんバッジ」5種を入れたカプセルトイマシンを紹介する「神戸どうぶつ王国」副支配人の宮本江津子さん

缶バッジ「にゃんバッジ」5種を入れたカプセルトイマシンを紹介する「神戸どうぶつ王国」副支配人の宮本江津子さん

  • 210

  •  

 10月8日の「ツシマヤマネコの日」にちなんだイベントが10月2日から、神戸ポートアイランドの全天候型対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)内レストラン「花のキッチン」で開催される。

パネル展示「ツシマヤマネコって知っとう?」

[広告]

 ツシマヤマネコは長崎県対馬にしか生息していない国指定天然記念物で、同施設によると日本の哺乳類の中で最も絶滅の恐れが高い動物の一つという。保護に取り組む行政機関で構成するツシマヤマネコ保護増殖連絡協議会は、2015(平成27)年に10月8日を「ツシマヤマネコの日」とし、広く保護への協力を呼びかけるとともに、公益社団法人日本動物園水族館協会と連携し、ツシマヤマネコの保護に関する普及啓発に取り組んでいる。

 2018(平成30)年からツシマヤマネコの生息環境を守る取り組みを行っている同施設では、ツシマヤマネコの餌場でもある水田を守り増やすことを目的に、収穫したツシマヤマネコ米を年間8~10トン購入し、ツシマヤマネコ米を使ったメニューをレストランで提供している。

 同施設副支配人の宮本江津子さんは「実はレストランを利用した皆さんもツシマヤマネコを守る活動に参加している」と明かす。

 イベントでは、ツシマヤマネコの生態や現状を紹介するパネル展示「ツシマヤマネコって知っとう?」を行うほか、やまねこ人形作家すえいしみつこさんの作品を展示する。同施設スタッフが「楽しみながらツシマヤマネコのことを知ってほしい」と描いたイラストの缶バッジ「にゃんバッジ」5種を入れたカプセルトイマシン(1回100円)も設置する。

 宮本さんは「地球では約14万種が絶滅の危機に直面していると言われている。生息数の減少理由はさまざまだが、地球環境の悪化や乱獲など私たち人間が深く関わっていることはとても残念。動物園水族館は『野生への扉』と考え、動物たちの現状や1種の絶滅が私たちに与える影響などを伝えている。地球の未来を考える人たちが増えること願ってイベントを企画した」と話す。

 営業時間は10時~17時。木曜休業。入場料は、大人(中学生以上)=2,200円、小学生=1,200円、幼児(4歳以上)=500円、シルバー(65歳以上)=1,600円。10月9日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース