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神戸・元町に東北産品アンテナショップ-被災地支援を目的に

4月にボランティアで仙台・気仙沼へ行ったという広報担当の原田一浩さん

4月にボランティアで仙台・気仙沼へ行ったという広報担当の原田一浩さん

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 神戸・元町駅南側に東日本大震災の被災地支援を目的とした東北産品アンテナショップ「東北福興バトンリレー(略称=TFBR)神戸元町店」(神戸市中央区元町通1、TEL 078-333-3317)がオープンし1カ月が過ぎた。

東北地方の「隠れた名産品」を常時120種類以上取りそろえる

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 今年5月に簡易マッサージ店を展開する「ガブルス・ジャパン」(本社=同)と、津波で被害に遭った青森・八戸の会社など3社が出資し、新会社「東北福興バトンリレー」を設立。阪神・淡路大震災で被災した経験を生かし、今回の震災で被災した地域に長期的に神戸から応援したいという思いから、同社社長の竹内佳章さんが設立した。同店は神戸市内の直営1号店となる。

 同社は、東北メーカーの販売代行として、従来の販路とは異なる新規の売上創出を行うことで代金還流を継続的に実施。東北産品の販売、観光PR、イベント企画などを通して得た税引き前利益の50%を被災地支援や震災遺児の支援などに役立てるという。

 店舗面積は8坪。東北地方の「隠れた名産品」を常時120種類以上取りそろえる。商品は、岩手県=「くるみたっぷりゆべし」「ごまたっぷりゆべし」(各473円)・「盛岡じゃじゃ麺」(473円)、宮城県=「牛たんドライおつまみ」(493円)・「仙台冷やし中華」(1,260円)、福島県=「めひかり焼きかまぼこセット」(714円)、青森県=「スタミナ源たれ さきいか」(525円)・「みしまバナナサイダー」(210円)など。期間限定で「お中元ギフトセット」(3,000円、5,000円)もそろえる。広報担当の原田一浩さんは「東北の物産は神戸ではあまり見かけることがないので、ギフトとしても喜ばれている」と話す。

 4月にボランティアで仙台・気仙沼へ行ったという原田さん。被災地の状況を目の当たりにし「自分に何かできることはないか」と思い立ち同社への転職を決めたという。「神戸という土地柄、阪神・淡路大震災を経験されているお客さまが多く、『今回の震災は人ごととは思えない』と涙ぐむ方もいる。震災を風化させないよう、神戸から復興の風を東北に送り続けることが使命。ぜひたくさんの方に東北の名産品を買っていただき支援していただきたい」と熱く語る。

 営業時間は11時~20時。今月30日には、ブースの出店も予定する。JR環状線・桃谷駅(大阪市生野区)近く「桃谷商店街」(10時~15時)。阪急王子公園駅(灘区)近く「水道筋商店街」(17時~21時)。

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