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神戸の中国料理店で電子音楽の祭典-「I Hate This Place」来日で

エレクトロ・ユニット「I Hate This Place」と音楽家の安井麻人さん(中央左)

エレクトロ・ユニット「I Hate This Place」と音楽家の安井麻人さん(中央左)

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 神戸の老舗中国料理店「神仙閣」(神戸市中央区下山手通2、TEL 078-331-1263)宴会場で3月14日、電子音響音楽の祭典「EAM(イーム)2014」が開催された。イベント企画・制作は「スタジオミニ」(山本通2)。

エレクトロ・ユニット「I Hate This Place」

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 エレクトロ・ミュージックとアコースティック・ミュージックの新たな地平を試みる電子音響音楽の祭典として、2010年より不定期で行っている「EAM」。今回は、エレクトロニック・ポップの代名詞といわれるエレクトロ・ユニット「I Hate This Place」の2012年2月以来の来日に合わせて行われた。

 海外のエレクトロ・シーンとの交流と活性化を図り、主にエレクトロニックなサウンドを特徴とするアーティストに注目し特集。音楽の街・神戸で、単にライブイベント(パーティー)を開催するのではなく、「神戸という地域社会に密着し、今後の生活文化に根付くようなもの」として行われた。

 当日は、「I Hate This Place」をはじめ、神戸出身のエレクトロ・バンド「Jacca Pop」、神戸を拠点に活動し今年で結成30周年を迎えたテクノポップ・バンド「A.C.E.」、2014年にシングルをリリースしたばかりの「Paranoia106」、若手最注目エレクトロ・バンド「KAZURAMOS」、高校生トラックメーカーとして注目を浴び現在も第一線で活躍する「SEKITOVA」などが出演。約4時間のパフォーマンスを繰り広げ、会場を盛り上げた。

 音楽家の安井麻人さん(EAMキュレーター)は「歴史ある中華料理店の老舗に、お子さま連れで来たお客さまも多数おり、大人に混じって子どもたちが電子音のビートに合わせて踊る場面もあった。DJやクラブカルチャーに見られるエレクトロニック・ミュージックは、風営法の問題から社会的に敬遠される状況も抱えながら、一方で世代を超えたジャンルへと成熟したことをあらためて感じた。新しい時代がもう目の前にあるのだと思う」と話した。

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