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神戸・元町に青果店-創業120余年の青果専門商社「カネヘイ」プロデュース

店長の堀正さん(左)とカネヘイの宗和正文社長(右)

店長の堀正さん(左)とカネヘイの宗和正文社長(右)

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 神戸・元町に12月1日、青果店「Plus 3 Motomachi(プラス スリー モトマチ)」(神戸市中央区元町通4、TEL 078-371-7666)がオープンした。

店舗外観

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 創業1892(明治25)年の青果専門商社カネヘイ(本社=兵庫区)がプロデュースする同店。長年、神戸市中央卸売市場で青果物を提供してきた同社は、物の流れが複雑になり野菜や果物の持つ本来のおいしさを伝えることが難しくなる場面を目にすることが多くなってきたことから、消費者の声を直接聞くことができる実店舗で全国から旬の野菜と果物を届けたいと考えた。100年以上にわたって磨き上げてきた「プロとしての目利き力」とおいしさだけでなく栄養学や植物学の面からも提案し、最良の鮮度と提供方法なども心掛けているという。

 店舗面積は11坪。店内は青果店ではあまり使われない黒と木目を基調としたモダンで落ち着いた雰囲気に仕上げ、意外性を狙う。野菜ソムリエのほか、週3回程度は青果物の効能や組み合わせを熟知した管理栄養士が常駐し、特性を生かしたレシピなどをアドバイスする。店名は、生産者と消費者の間に同店が入り、3者にメリットがあるようつなげたいという思いから付けた。

 取り扱う商品は、季節に応じてその時期に一番おいしい産地を探し全国各地から仕入れて提供。現在は、兵庫県丹波市の「紫はくさい」、長野県の「名月りんご」「有機 王林」「有機 サンふじ(蜜入り)」、加古郡稲美町の「あやめ雪かぶら」、熊本県・長崎県・愛知県のミニトマトをセットしたカップなどを用意。九州から仕入れているドレッシング「KaKeVegee」や豆乳のタルタルソース「和TaRu(ワタル)」、「野菜がもっとおいしくなる酢」なども取り扱う。

 店長の堀正さん(カネヘイ直販部門担当)は「これからも意外な食べ方やおいしさを探求し、お客さまに喜んでいただけるような商品開発を目指していきたい」と話す。「今晩のおかずに困ったらぜひお越しいただければ」とも。

 営業時間は8時~19時。水曜定休。

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