神戸らんぷミュージアムで木彫展-電気スタンドやテーブルなど102点展示

会場には102点の木彫作品を展示する

会場には102点の木彫作品を展示する

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で9月22日、企画展「暮らしを彩る木彫展」が始まった。

花の木彫を施した作品

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 吉永幸子さんと吉永さんが運営する「吉永幸子木彫教室」の生徒71人が出品する同展。ホウの木を使用し、彫刻刀で花や果物などの木彫を施した作品102点を展示する。作品は「毎日の生活に加われば、暮らしが華やぐようなもの」をテーマに作成され、展示スペースには電気スタンドやテーブル、壁掛け時計、ジュエリーボックスなどを展示した。

 木彫を始めて約50年になるという吉永さんは、女性的で繊細、優しい彫り方にこだわっているという。塗料には漆などを使用し、アンティーク風に塗るものもある。作品は大きさや形にもよるが、30時間~100時間程度かけて製作している。生徒もベテランぞろいだという同教室には、木彫のキャリアが30年近くなる生徒も多い。

 吉永さんは「木彫をし始めると楽しい。無心になって何もかも忘れてしまい、気付いたら5時間たっていることもよくある」と笑顔を見せる。「これからは、小さいもので、手を込めるだけ込めて常に自分の側に置いておけるようなものを作りたい。いつまでも色あせないので、一彫一彫心を込めて彫っている」とも。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。10月3日まで。

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