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神戸の専門学校生が技能五輪国際大会へ-グラフィックデザインで日本代表に

「第43回技能五輪国際大会」の「グラフィックデザイン」部門日本代表・稲継真子さん

「第43回技能五輪国際大会」の「グラフィックデザイン」部門日本代表・稲継真子さん

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 8月11日よりブラジル・サンパウロで行われる「第43回技能五輪国際大会」の「グラフィックデザイン」部門に、神戸電子専門学校(神戸市中央区北野町1)グラフィックデザイン学科2年生の稲継真子さんが日本代表として出場することが決まった。

優勝の稲継真子さん(右)と2位の樋口菜々花さん(左)

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 1950年にスペインの職業青年団が提唱して、隣国ポルトガルとの間で各12人の選手が技能を競ったことがきっかけで始まった同大会。年々、参加国および出場選手も増加しているという同大会は、若い技能労働者の祭典とも呼ばれている。

 同大会の予選会となる青年技能者の技能レベル日本一を競う「技能五輪全国大会」には「グラフィックデザイン」部門がないため、毎年、厚生労働省および中央職業能力開発協会が主催する「若年者ものづくり競技大会」から日本代表を選出。昨年7月28日・29日に行われた「第9回若年者ものづくり競技大会」の同部門では、稲継さんが優勝および厚生労働大臣賞を受賞、同専門学校同学科2年生の樋口菜々花さんが2位入賞した。

 同専門学校生が「若年者ものづくり競技大会」に参加するのは今回が2回目で、入賞は初。限られた時間内での課題制作と審査員に向けてのプレゼンテーションを行い、日頃の授業で培った経験を存分に発揮できたことが今回の成果につながったという。今回の優勝で、同専門学校エントランスに横断幕が設置されたほか、同専門学校のホームページでも紹介。学校では一躍有名人となった。

 「優勝者が発表されるまで、私が選ばれるとは思っていなかった」という稲継さん。「いつも日本語を扱っているが、国際大会では全て英語のデザインになるので少し不安もある。とにかく自分の力を出し切れたら」と意気込む。「私一人では絶対にここまで来ることはできなかった。ご協力くださった周りの皆さんへの感謝の気持ちを忘れず取り組みたいと思う」とも。

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