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兵庫県とワールド・ワンが連携協定締結 兵庫五国の「食」発信する居酒屋オープン

兵庫県と神戸を中心に地方活性化型飲食店を展開するワールド・ワンが連携協定締結

兵庫県と神戸を中心に地方活性化型飲食店を展開するワールド・ワンが連携協定締結

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 神戸を中心に地方活性化型飲食店を展開するワールド・ワン(神戸市中央区下山手通2)が8月19日、情報発信・地域経済活性化を目的とした連携協定を兵庫県と締結した。

「ひょうご五国ワールド 神戸三宮横丁」内観イメージパース

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 同社が都道府県と連携協定を締結するのは、青森県、熊本県に次ぐ3件目。これまでに「青森ねぶたワールド」「熊本火の国ワールド」「土佐清水ワールド」「山陰隠岐の島ワールド」など30店舗を展開している。今年4月には、市漁連、市観光協会、あかし玉子焼ひろめ隊と協定を結び、東京・新橋に「明石ニューワールド」をオープンした。

 今回、「県民主役・地域主導」を21世紀兵庫長期ビジョンに掲げる兵庫県と「郷土の食文化を通じてニッポンの風景を熱くする」という理念の下、神戸を中心に大阪・東京で各地の郷土料理店を展開する同社が、連携協力に関する協定を締結。古来「食の宝庫」とされる但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の兵庫五国が有する多様な地域資源の情報発信を通じて地域経済の活性化を図り、兵庫五国各地域の魅力を発信する。

 当日は兵庫県庁2号館(下山手通5)会議室で連携協定の締結式を実施。金澤和夫副知事と同社の河野圭一社長が出席した。

 連携協定締結により、9月19日には三宮に兵庫県の食材・地酒を集めた居酒屋「ひょうご五国ワールド 神戸三宮横丁」(北長狭通2)をオープン。店舗面積は約120坪、席数は約200席で同社系列店としては県内最大規模。兵庫県の食文化の発信拠点として観光PRや地方創生、県内各地への誘客も実践し、特産品販売などのコーナーも設け、地元のアンテナショップとしての役割も担う。

 同店では、神戸ビーフなどのブランド食材からソウルフードと呼ばれている「ぼっかけ」「播州ラーメン」などのメニューまで幅広く提供。酒どころでもある県内各地の酒蔵約60カ所から地酒を仕入れるほか、県内各漁協とも連携し、メニュー数を約150種そろえるという。

 同社取締役マーケティング本部長の松波知宏さんは「これまでさまざまな地域と連携してきたが、いよいよ地元である兵庫県との連携が実現し、県内の食材を使ったメニューを提供する店舗のオープンにこぎ着けた。三宮の1号店を皮切りに、近い将来は関東方面にも展開していきたい」と話す。

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