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地元間借りカレー店がカレーフェス初開催 「神戸をカレーの街に」合言葉に

神戸の間借りカレー店「ラージクマール」店主の片山絢一さん(中央)と実行委員会メンバーたち

神戸の間借りカレー店「ラージクマール」店主の片山絢一さん(中央)と実行委員会メンバーたち

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 神戸のカレー店を集めたフェス「神戸カレーポート」が9月22日、三宮のライブハウス「KOBE BLUEPORT(神戸ブルーポート)」(神戸市中央区加納町4)で初開催される。

「神戸カレーポート」メインビジュアル

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 発起人は、2017(平成29)年1月から他店舗の空いている時間帯を借りて営業する間借りカレー店として市内で営業してきた「ラージクマール」店主の片山絢一さん。片山さんは広島のお好み焼き、大阪のたこ焼き、名古屋の手羽先のようにカレーを神戸の代名詞のような食べ物にしたいという思いから「神戸をカレーの街に」を理念に活動している。

 「参加型で都市の食文化をみんなでつくりたい」という思いから、カレー店やカレー好きな人たちにハッシュタグ「#神戸をカレーの街に」を使ってSNSへ投稿してもらうことで盛り上げてきた片山さん。神戸のカレー文化をさらに発展させたいと同フェスを企画した。

 参加するのは神戸市中央区のカレー店など7店舗。「ラージクマール」をはじめ、「屋根裏カリー306」「アグロカリー」「トリットリアバンブー」「レ・ジロンデル」「JIROBE」「ロクヨンカレー」とさまざまなジャンルのカレーが集まる。

 実行委員会をSNSでの呼び掛けなどで集まった学生、会社員、デザイナーなど19人の有志で発足。フライヤーのデザイン、会場の準備など、開催に向けて取り組んでいる。運営資金はクラウドファンディングサービスにプロジェクトを立ち上げて募集。多くの支援が集まり、目標金額104%を達成した。

 今年のメインビジュアルは、神戸在住イラストレーターの木村有希さんが手掛けた、神戸をカレーの街に見立てたデザイン。店主7人がポートタワー型のスプーンや食材を用意する姿が描かれ、ライスの六甲山からは参加者が興味深くのぞいている。中央にはカレーの海に浮かぶ船でかじを取る片山さんの姿も。

 片山さんは「良い意味での文化祭感を大事にしている。個人店が運営するイベントというわけでなく応援してくれる人たちや神戸でカレーを提供する店主らがチームとなって作り上げていくという意識を持って準備に励んでいる」と話す。「いつか、カレーの野外フェスに発展するようなイベントとして毎年継続していきたい」とも。

 開催時間は12時~16時。入場料は500円(オリジナルステッカー付き、再入場可、カレー代が別途必要)。

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