神戸・不動坂にあるレストラン「La Tachi(ラ・ターチ)」(神戸市中央区加納町3、TEL 078-940-2077)が10月18日、オープン3周年を迎える。
2002(平成14)年、吉本総合芸能学院(通称=NSC)に25期生として入学し、漫才師として活動していたオーナーシェフの大川武士さん。大川さんの父・尚宏(たかひろ)さんは1989(平成元)年から続く人気フランス料理店「御影 ジュエンヌ」オーナーシェフだったが、当時は店を継ぐ意志は強くなかったという。
年を重ね、子どもの頃から身近にあった飲食の仕事に対して興味を持つようになった大川さんは漫才師を辞めて尚宏さんに弟子入り。フランス料理を基礎から学び、「御影 ジュエンヌ」スーシェフ(副料理長)として10年間務めた。父の名声に頼らず自らの力を試したいと2016(平成28)年に独立した。
店舗面積は14坪。カウンター7席、テーブル4席を用意し、8人~11人の貸し切り利用にも対応。白と木目を基調とした店内は、しっくいや杉の木など自然素材を使った内装に仕上げている。
これまで学んできたフレンチをベースにしながら契約農家から届く野菜とその日仕入れた食材をシンプルに調理。月替わりのランチコース(3,500円~)、ディナーコース(5,000円~)を提供する。
ドリンクは、グラスワイン(1,300円~)、グラスシャンパン(1,600円~)、エビスビール(600円)などをそろえる。コースの料理に合わせたシャンパン・白ワイン・赤ワインのセット「ペアリング」(3杯=3,800円、5杯=6,000円)も用意する。
大川さんは「記念日や特別な日での利用だけでなく、気軽に普段使いもしていただけるコースも用意している。11月25日~27日には篠山にあるそばの名店『ろあん松田』の松田慎之介さんとのコラボイベントも予定している。日本そばとフレンチの限定コースを楽しんでいただければ」と話す。
営業時間は、ランチ=12時~13時、ディナー=18時~21時30分(以上、ラストオーダー)。日曜定休。