生田神社(神戸市中央区下山手通1)が11月14日、スマートフォンによる「NFC/QRコードおみくじ」の提供を始めた。
ポストコロナ・ウィズコロナ時代の中で、来年の正月(初詣)を「安心・安全にお参りしていただくためにさまざまな検討を行っている」という同神社。初詣期間の「安心安全な参拝」の環境づくりを大きなテーマと捉え、最も人が密になると予想される「おみくじ」について非接触・混雑回避につながる同システムを採用した。
利用の際はスマートフォンでNFCまたはQRコードから専用サイトを開き、画面上のおみくじを引く。表示された番号を授与所に伝えることで初穂料と引き換えにおみくじを受け取ることができ、おみくじの入った筒に触れる必要がなくなる。
権禰宜の森本篤生さんは「新型コロナウイルスの感染拡大が大きな関心ごととなる中、一方で不要な接触、必要以上の混雑回避をしながら、少しずつコロナ以前の生活を取り戻そうという機運も高まりつつある。こうした社会のニーズに応えられるよう、導入を決めた」と話す。
初穂料は300円(スマホ決済は不可)。