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神戸・南京町の裏路地に和食店 田舎料理と和空間で「ほっと一息ついて」

和食店「ORINAS(オリナス)」を親子で経営する上石梨央さん(左)と上石智美さん(右)

和食店「ORINAS(オリナス)」を親子で経営する上石梨央さん(左)と上石智美さん(右)

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 和食店「ORINAS(オリナス)」(神戸市中央区栄町通1、TEL 078-321-5525)が神戸・南京町の裏路地にオープンして1カ月が過ぎた。オープン日は6月15日。

「とり釜めし」

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 同店は、播州織の商社を経営する「アップクロス」(西脇市)の新業態。「お母さんの作る田舎料理」をコンセプトに、兵庫県産の食材を使った料理を日替わりで提供する。

 取締役の上石智美さんは「民宿を営んでいた実家の手伝いや、自身が飲食業界で働いてきた経験を生かし、いつか飲食店をオープンすることが夢だった。隠れ家のような場所に出店したかったので南京町の裏路地を選んだ」と明かす。店名は「人とのつながりを織り成すような場所になれば」との思いから名付けたという。

 店舗面積は54平方メートル。席数は、テーブル席21席、カウンター席5席。入り口ののれんやスタッフのユニホームに播州織を取り入れ、壁、床、テーブルは木材・土を多く使い、「アットホームなぬくもりを感じられる、ホッと落ち着く空間」に仕上げたという。季節によっては路地側の扉窓を開放し、縁側席も設ける。

 ランチメニューは、「とり釜めしランチ」(1,430円)、3種類のメイン料理から選ぶことができるランチセット(ドリンク付き=1,300円、ドリンク無し=1,100円)。いずれも日替わりのおばんざい2皿、みそ汁、ご飯、京都の漬物店「富川」の漬物、神戸のフルーツ店「サンワフルーツ」の果物が付く。土曜・日曜はメイン料理をトンカツ、ハンバーグから選べるランチセット(1,400円)、「とり釜めしランチ」(1,600円)を用意する。

 土曜・日曜のみ提供するカフェメニューは、銅板で焼き上げる「ホットケーキ」(770円)、コーヒー(450円~)、カフェオレ、紅茶(500円~以上)、抹茶入り玄米茶、煎茶(以上400円)を用意する。ドリンクはホットケーキとセットで150円割り引く。

 ディナーは、日替わりのおばんざいが付く「おつまみセット」(4種=1,800円、3種=1,200円)、京都から取り寄せる漬物4皿が付く「お漬物セット」(1,000円)、みそ汁と漬物が付く「釜めし」(1,800円)、「たまごご飯」(1,000円)、「だし茶漬け」(800円)などのセットメニューを用意。一品メニューは、「播州百日どり」の卵を使った「だし巻き卵」(700円)、「子芋の唐揚げ」(650円)、「本日の干物」(1,100円)、日替わりの小鉢メニューを用意する。

 デザートは、「豆大福アイス」「バニラアイス」(以上500円)を用意。ドリンクは、生ビール(550円)、サワー、焼酎(以上500円)、カクテル(450円)、梅酒、ウイスキー(以上500円~)、日本酒(600円~)、ソフトドリンク(350円)などをそろえる。

 上石さんは「仕事終わりに女性一人でも立ち寄りやすい店づくりを心掛けている。おいしいものを食べてもらい、家族のようにお話をして、ホッと一息ついてゆっくりできる空間になれば」とほほ笑む。「今後は播州織をはじめ、いろいろな商品の展示会やポップストアなど行い、ものづくりを発信できる場所にしていきたい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~無くなり次第終了、カフェタイム(土曜・日曜のみ)=14時~16時、ディナー(日曜・月曜以外)=17時30分~21時。火曜定休。

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