神戸の古書店で作品展「ある日の女の子」-空間全体を使い展示

nico arakawaさんの作品「ある日の女の子」

nico arakawaさんの作品「ある日の女の子」

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 神戸・元町商店街のはずれに店を構える古書と雑貨の店「honeycomb BOOKS*(ハニカムブックス)」(神戸市中央区元町通4、TEL 078-362-1583)で2月1日、nico arakawaさんの作品展「ある日の女の子」が始まった。

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 同展はnico arakawaさんのアクリル画作品5点や、詩集などを展示するもの。「アクリル画に描いた女の子たちが主役となるような空間にしたかった。この場所だけというのは嫌、空間全部を一体として見てほしい」(nico arakawaさん)と、店内の一部に展示するのではなく空間をイメージして展示。店内の雰囲気と合うように帽子やライトも持参した。展示するポストカード(150円)や詩集(1,000円)は販売も行う。

 nico arakawaさんは美術系の大学を卒業後、イラストの仕事を経験。「急に色が塗りたくなった」と3年前からアクリル画を描いている。今回の作品展を迎えるまであまり顔を上げている女性は描かなかったというnico arakawaさん。展示した作品には額の中に額のような楕円(だえん)があり、それは「絵の中の女の子たちが自分の時間を切り取り、壁に飾ったというイメージ」で制作したという。

 作品について、nico arakawaさんは「描いているときはいいものなのか、そうでないのか自分でわからない。たくさんの方に見ていただいて、たくさんの感想をもらうと次へのやる気が出てくる」と話す。「女の子を描くことが多いので、作品を見て『誰かに似ている』など誰かを思い出すような絵を描いていきたい。見る人それぞれに何かを感じてもらえれば」とも。

 営業時間は12時~19時30分。水曜定休。今月28日まで。27日には同展のテーマに合わせ、ケーキ作家が作ったカップケーキやお茶などを用意する「お茶会」を開く。18時からで、料金は800円。

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