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神戸のギャラリーオーナーが作る「三宅さん人形」話題に-テレビ出演も

操さんの亡き父にそっくりな「三宅さん人形」と「となりの人間国宝さん」認定証

操さんの亡き父にそっくりな「三宅さん人形」と「となりの人間国宝さん」認定証

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 神戸・元町商店街にある「ギャラリーMiyake」(神戸市中央区元町通3、TEL 078-332-2688)のオーナー・藤原操さんが作る「三宅さん人形」が話題を集めている。

神戸の風景を背景に「三宅さん人形」を撮影した写真

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 人形のモデルになったのは、操さんの父であり、神戸元町を拠点に活動した写真家の故・三宅康夫さん。2年前に亡くなった後、「もっと一緒にいろいろな所へ行きたかった」との思いから亡き父にそっくりな人形を作った。人形が着用する衣服は、生前に三宅さんが愛用していたものを使っている。

 以前から人形作りを趣味とし個性的な作品を製作してきた操さん。昨年の「第22回 全国手工芸コンクール in ひょうご」では「兵庫県連合婦人会賞」を受賞している。

 今年4月、三宅さんの写真展「昔の神戸」を報じた神戸経済新聞の記事内で「三宅さん人形」が紹介された。その後、「『三宅さん人形を見に来ました』と来店する人や『三宅さん人形』の文字でブログが検索されることが多くなった」という。ついには、関西テレビの番組「よ~いドン!」に操さんと同人形が出演し、タレント・円広志さんの名物コーナー「となりの人間国宝さん」に認定された。

 現在、同ギャラリーで関西テレビ出演記念「三宅康夫と操 親子展」が開催されている。「人形の初展示は11月に予定していたが、テレビ番組の撮影で急きょ展示会を開くことになった」。会場には、人形22点、写真15点、絵画3点、貼り絵5点と親子それぞれの作品を展示。併せて、操さんが神戸の風景を背景に「三宅さん人形」を撮影した写真や初代「三宅さん人形」も展示する。

 操さんは「父と一緒に行けなかった場所に人形を連れて行き思い出を増やしていきたい」と話す。「今回、これまでに制作してきた作品を見ていただき、今後の製作にもつなげたい」とも。

 開催時間は11時~18時30分。水曜定休。入場無料。6月14日まで。

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