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神戸どうぶつ王国でビントロングの赤ちゃん 一般公開へ

ビントロングの母親・ルナと昨年12月31日に生まれた赤ちゃん

ビントロングの母親・ルナと昨年12月31日に生まれた赤ちゃん

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 神戸ポートアイランドの全天候対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)で2月21日、ビントロングの赤ちゃんの一般公開が始まる。

木に登るビントロングの赤ちゃん

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 ジャコウネコ科で別名「クマネコ(熊猫)」とも呼ばれている「ビントロング」。インドネシア・インド北部・ネパールなどの森林に生息し、単独もしくは数頭から成る小規模な群れを形成して生活している。ジャコウネコ科では最長の尾を持ち、器用に使い高い木を移動する。夜行性で昼間は樹洞などで休むことが多い。

 同園でのビントロングの誕生は2018(平成30)年の3つ子に続き2回目。昨年12月31日に誕生し、すでに生まれた時の体重から比べ3倍以上。現在は母親・ルナと一緒にバックヤードで暮らしており、母乳ですくすくと成長しているという。

 飼育スタッフの月原ひとみさんは「体重測定後は自分で巣箱に戻るようなたくましさも見せ、閉園後や休園日に行っている『展示場慣らし練習』も順調に進んでいる。2年前の3つ子はお母さんの後を付いていく感じだったが、今回はお母さんが赤ちゃんに付いて回っている。動物本来の行動が観察できるような、生息環境にこだわった展示場になっているので好奇心旺盛に思いっきり楽しむ姿を見ていただけるのでは」とほほ笑む。「愛くるしい赤ちゃんを見ていただくことで、さらにビントロングに興味を持っていただき、生息環境や生態などを知るきっかけになれば」とも。

 同園は、学ぶ「エデュケーション」と楽しむ「エンターテインメント」を融合させた「エデュテインメント」性を取り入れた展示やイベントを積極的に行っている。現在はラリー形式イベント「BE ACTIVE『ガチャぽんdeミッション ~君は地球を救えるか?!~』」を2月29日まで行っている。

 神戸どうぶつ王国の宮本江津子副支配人は「当園としての役割はさまざまだが、楽しむ目的の来園者の皆さんが生き物を理解し『命のつながり』について考えるきっかけを作ることも大切な使命。当園ができる生物多様性保全のきっかけ作りにもなれば」と話す。

 冬季(2月28日まで)の開園時間は10時~16時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。木曜休園。入園料は、大人(中学生以上)=1,800円、小学生=1,000円、幼児(4~5歳)=300円、シルバー(満65歳以上)=1,300円。

※同施設は新型コロナウイルス対策により3月3日~3月15日は臨時休園となりました。(3月2日追記)

※同施設の臨時休園期間が3月19日まで延長しました。(3月13日追記)

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