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神戸で「レスキューロボットコンテスト」本選 地元チームも挑む

要救助者に見立てたダミー人形(愛称=ダミヤン)を救助するレスキューロボット 画像提供=一般社団法人アール・アンド・アールコミュニティー

要救助者に見立てたダミー人形(愛称=ダミヤン)を救助するレスキューロボット 画像提供=一般社団法人アール・アンド・アールコミュニティー

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 「レスキューロボットコンテスト2023 競技会本選」が8月11日・12日、神戸サンボーホール(神戸市中央区浜辺通5)2階で開催される。

災害対応ロボットのイメージ

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 阪神・淡路大震災をきっかけに始まったレスキューロボット研究の中から生まれた「レスキューロボットコンテスト」(略称=レスコン)。「教育」「科学技術」「社会性」の3要素を軸に、「やさしさ」をコアコンセプトにした災害救助を目指し、防災・減災に関する啓発と人材育成を目的に据える。

 競技は、高校、高専、大学、一般チームでレスキューロボットを製作し、被災した街(建物内)の模型から要救助者に見立てたダミー人形(愛称=ダミヤン)を救助し、アイデアや技術力、チームワークなどを総合的に審査する。

 主な審査基準は、ダミヤンをいかに「早く」「優しく」救出するか。ダミヤンにはセンサーが内蔵されており、痛みや衝撃が数値化され減点の対象になる。最高賞「レスキュー工学大賞」は、本選の総合ポイントだけではなく、書類やヒアリングを含めて、災害救助に向けた提案力と有効性が総合評価されて決まる。

 6月25日に行われた同競技会予選には書類審査を通過した20チームが参加。完成度と可能性が評価された14チームが本選に挑む。

 出場チーム(かっこ内は団体名)は、「Iterators」(関西学院大学 AiMEiBA)、「UP-RP」(大阪工業大学 梅田ロボットプログラミング部)、「MCT」(松江高専 機械工学科)、「QoQ」(芝浦工業大学 マイクロロボティクス研究室)、「救命ゴリラ!!」(大阪電気通信大学 自由工房)、「大工大エンジュニア」(大阪工業大学)、「TASUKE隊」(産業技術短期大学 ロボットプロジェクト)、「チームホビーロボット」(チームホビーロボット(社会人有志チーム))、「富ロボレスキュー」(富山大学 ロボコンプロジェクト)、「長湫ボーダーズ」(愛知工業大学 レスキューロボット研究会)、「レスキューHOT君」(近畿大学 ロボット工作研究会)、「レスキューやらまいか」(静岡大学 ロボットファクトリー)、「ロボメイツ」(エアグラウンド)。神戸からは「六甲おろし」(神戸大学)。

 当日は、ユーチューブライブ配信と同時にハイブリッドで行う。アーカイブ公開は行わない。

 当日は1階で、防災・減災、レスキューの大切さやロボットの最新技術などを楽しみながら学ぶことができる展示や参加型イベントを行う「あそぼう!まなぼう!ロボットランド」を同時開催する。

 開催時間は各日10時~17時10分。入場無料。

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