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元町のギャラリーでCG作家が作品展-思いついたものをその日に制作

展示スペースでは、約30点の静止画作品と映像を流す

展示スペースでは、約30点の静止画作品と映像を流す

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 神戸・元町高架下にあるアートスペース「プラネットEartH(アース)」(神戸市中央区元町高架通)内のギャラリー「pocket美術函モトコー」で11月9日、「もっそいチキン野郎ですが何かクリエイターやってます 展」が始まった。

同展のために作った映像も流す

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 神戸市在住のCGクリエーター・伊藤圭吾さんが「思いついたものをその日のうちに制作する」をテーマに作成した3DCGの静止画作品31点と、これまでに制作した映像も流す同展。「イラストはすべて手描き。9月に1日1枚仕上げた」というA3サイズの静止画は、好きなところだけにこだわり、2~3時間で仕上げたという。

 普段は携帯の待ち受けやテレビ用などの合成CGを制作している伊藤さんは、初開催となった同展のネーミングも自身で考えたという。それには「やっていることを正直に展名にしたい」という思いを込めた。今年8月に知り合いが同ギャラリーで作品展をしたことがきっかけで同展を開くことになり、約2カ月で準備したという。

 伊藤さんの静止画作品には、体の一部や植物、交通標識など「素朴な日常」(伊藤さん)を取り入れ作り上げた作品も多く見受けられる。作品のアイデアを思いつくタイミングもその時々でバラバラだという伊藤さん。「おっさんになる前に開きたかった(笑)」という同展ではイラストレーターとコラボレーションしたという作品も。他にも同展のために制作した映像や結婚式のオープニングビデオ用の映像なども流す。

 伊藤さんは「グラフィックと聞くと平面のイメージだが、空間を感じてほしいので立体感を大切にしている。これからもデザインに携わり、イラストと3Dの境目を潰していきたい」と話す。「イラストや絵を描くのも好き。自身の作ったキャラが動くとうれしく、やりがいを感じる。今後、面白いショートストーリーを映像で制作しDVD化したい」と意欲をみせる。

 開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。月曜定休。今月14日まで。

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