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神戸ポートタワーがリニューアル 「地域で愛され世界に認知される」施設に

新港第一突堤から見るポートタワー

新港第一突堤から見るポートタワー

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 「神戸ポートタワー」(神戸市中央区波止場町5)が4月26日、リニューアルオープンする。

「神戸の象徴として盛り上げていきたい」と意気込むフェリシモの矢崎和彦社長

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 2021年9月27日から耐震補強工事などで休業していた同施設。2022年12月にウオーターフロントのまちづくりをプロデュースする「神戸ウォーターフロント開発機構」(中央区新港町11)が運営事業者を公募し、2023年4月に神戸を拠点に活動する「フェシリモ」「クレ・ドゥ・レーブ」「熾リ(いこり)」3社が運営することが決定。1963(昭和38)年11月21日に開業してから60周年の節目に「地域で愛され、世界に認知される神戸のランドマーク」として大幅に改装が加えられた。

 改装に当たっては、外観を損なわないよう鼓型の赤い鉄骨構造には手を加えず、耐震補強を実施。以前は外に出ることができなかった屋上にもデッキを設け、エレベーターやライトアップ設備を更新するなど、来場者が神戸の景観を楽しめるようにした。営業時間も「夜景を楽しんでもらい、神戸のナイトタイムエコノミーを盛り上げる」ため、23時まで営業する。

 低層3~4階にはオープンエアで洋食やお酒を楽しめる屋外テラスや、アフタヌーンティーなどを楽しめるカフェレストランを新設。低層2階には、地場産品のセレクトショップ「熾(イコリ)」や神戸の魅力を発信するポップアップスペース「ポートアレイ」、「ビームスジャパン神戸」が物販を行う。灘五郷の日本酒も18銘柄用意し、角打ちや試飲も楽しめるようにする。低層1階・エントランス前では、同施設にちなんだ赤いソフトクリームも販売する。

 フェリシモの矢崎和彦社長は「ポートタワーは神戸の象徴で、神戸人の心のよりどころ。運営事業者が公募されると聞いて、より魅力的な場所にできればと勇んで手を挙げた」と振り返る。「同じ人が何回来ても楽しんでもらえる施設に進化させていきたい」とも。

 営業時間は9時~23時(最終入場は22時30分)。展望フロア・屋上デッキの入場料は、高校生以上=1,200円、小学生以上中学生以下=500円、未就学児無料。

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