食べる 暮らす・働く

三宮のカフェバー「ポロドッグ」震災移転から19年 ホットドッグとビール主力で

看板メニュー「ポロドック」

看板メニュー「ポロドック」

  • 1

  •  

 神戸・三宮にあるカフェバー「POLO DOG(ポロドッグ)」(神戸市中央区三宮町1、TEL 078-331-3945)が4月26日、移転から19周年を迎えた。

店長の蔭山秀樹さん

[広告]

 店舗面積は約20坪。テーブル40席、カウンター13席を用意する。全席喫煙可。壁には、アメリカから買い付けたというネオンプレートやアメリカン雑貨を飾り、アメリカのパブやバーの雰囲気を演出。店内には、大型モニターや楽器演奏が行える器材をそろえ、さまざまなジャンルのライブを開くほか、25人以上の貸し切りパーティーなどにも対応する。

 1987(昭和62)年、飲食店を数店舗経営していたという初代オーナーが従業員の交流の場として三宮町2丁目に開いた同店。当時では珍しかったホットドッグとビールをメーンにしたメニューも話題となり、老若男女問わず多くの常連客が訪れる店になった。看板には当時オーナーが飼っていた犬がホットドッグを持っているイラストが描かれ、店名は飼い犬の名前「ポロ」とホットドッグをかけて名付けたという。オープンから8年後、阪神・淡路大震災で店舗が全壊したが「みんなのたまり場を復活させてほしい」という強い要望が多く、翌年の1996年には同所へ移転し営業を再開した。

 フードメニューは、看板メニュー「ポロドック」をはじめとするホットドッグ各種(350円)、各種ハンバーガー(650円)、ピザ(同)、サンドイッチ(650円~)のほか、「フィッシュ&チップス」(600円)、ナシゴレン(650円)、サーロインステーキライス(700円)などを用意。ドリンクは、ソフトドリンク(350円~)、ビール(500円~)、カクテル(550円~)、フローズンカクテル(600円~)などをそろえる。

 店長の蔭山秀樹さんは「震災で全壊したが移転前からのお客さまが今でも来てくださっている。震災で個人店が減ってしまったが、神戸らしい港町っぽいお店も残っているので一緒にがんばっていきたい」と話す。「オープン当初は携帯やスマホなど普及していなかったが今はカウンターでもスマホをずっと見ている若い人が多い。その一方、店には外国の方もよく来店するので、外国語を勉強している学生さんが会話を楽しみ友だちになったりもしている。食べ物と飲み物とコミュニケーションをコンセプトにこれからも続けていくので、年齢・国籍を問わず知り合う場所として活用していただければ」とも。

 営業時間は12時~24時(土曜・日曜は13時~)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース