神戸市内の6つのホテルが9月1日より、親を亡くした子どもたちを支援するチャリティー企画「グランシェフ チャリティーランチ」を提供する。
KOBEホテル6社会に加盟するホテルが主催する同企画。社会貢献活動の一環として、2002年より各ホテル持ち回りで総料理長6人が共同で作る特別ディナーを提供する一夜限りのチャリティー晩さん会「グランシェフ6人の饗宴(きょうえん)」を展開。2012年からは、リーズナブルな料金のランチ企画「グランシェフ チャリティーランチ」に変更した。昨年は4096人が利用し約141万円を寄付。これまでの寄付金累計額は1,886万円に上る。
参加するのは、ANAクラウンプラザホテル神戸、オリエンタルホテル、神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ、神戸ポートピアホテル、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、ホテルオークラ神戸。
17回目を迎える今回は「料理とアートのおいしい出会い」をテーマに「芸術の秋」を食で表現し、各ホテルの総料理長が料理とアートが融合した独自のオリジナル創作メニューをランチコースとして提供。メイン料理を魚と肉料理から選べる3,700円コースと魚と肉の両方を楽しめる5,300円コースを用意する。
期間中、同ランチ利用客に6ホテルのペア宿泊券などが当たるキャンペーンを実施。スタンプラリー企画も行い、6ホテル全てを回ると6ホテル共通ランチ券、3ホテルでも6ホテル共通ケーキセット券、2ホテルで6ホテル共通コーヒー券をもれなくその場で進呈する。
神戸メリケンパークオリエンタルホテルの総料理長・上野教男さんは「秋の食材を取り入れた料理は、白い皿をキャンバスに見立てて秋を表現した一皿やパレットに絵の具を配置したような鮮やかな盛り付けで提供する。目の前に広がる神戸の風景を眺めながら堪能いただければ」と話す。
チャリティーランチのサービス料10%分を「あしなが育英会」を通じて、親を亡くした子どもたちのケア活動に役立てる。
あしなが育英会は、親を亡くした子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体。阪神・淡路大震災の際は、震災遺児のために「神戸レインボーハウス」を建設。2011年の東日本大震災後は「心を癒す家『東北レインボーハウス』」を建設し、子どもたちのケア活動を行っている。
期間は10月31日まで。