2011年「神戸ビエンナーレ」開催決定-新たに「しおさい公園」も

昨年度開催の様子

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 神戸ビエンナーレ組織委員会事務局は7月、神戸・三宮を中心に開催する2年に1度の芸術文化の祭典「~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレ2011」の開催を発表した。

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 同イベントはコンペティション形式を活用し、現代アートや多彩なジャンルの芸術文化の展示、パフォーマンスを展開するもの。美術、伝統文化、生活文化など、文化活動全般に光を当て、多種多様な芸術文化の交流・融合を図る。輸送用コンテナの内部を転じ空間とする現代アートのコンペティション「アートインコンテナ国際展」やウオーターフロントを生かし特別運行する船に乗りアートを鑑賞する「神戸港・海上アート展」など10以上の企画展を開催する予定。

 神戸に芸術文化の力を結集してさらなる振興を図るとともに、まちのにぎわいづくりや活性化につなげるための具体的な取り組みとして、2年に1度開催するもの同イベント。 神戸のまちの歴史・経験を踏まえ、震災10年を機に「神戸文化創生都市宣言」を行い、芸術文化を生かしていきいきと進化するまちづくりを目指すことを内外に発信していくという。ビエンナーレ(biennale)とは、「2年に1度」というイタリア語を原意とし、転じて2年に1度開かれる美術展覧会を指す。

 次回開催のテーマは「きら kira」。それには「人も街もアートも、一つひとつの輝きである『きら』がそれぞれの輝きである『きらきら』へと連呼し始め、そのキラメキの中に歴史も環境も越えた新たな文化創生のパラダイムが生まれることを願っている。今、時代が求めている「きらkira」な世界を求め、そしてまちに展開する」(同事務局)という思いが込められているという。

 ほかにも次回の開催からメリケンパークエリアや三宮・元町エリアに加え、新たに「ポーアイしおさい公園」(中央区港島1)を新たに加え、他会場と船で結ぶことでアートを鑑賞しながら海から見た神戸の街並みを楽しめる。

 同事務局担当者は「アートの力でさまざまな街の資源の再認識、再評価と魅力発信、創造的人材の集積、多様な市民参画と芸術文化の交流、芸術文化活動の連携を行う。いきいきとした街のにぎわいや活力を市民やアーティストとともに作り出していくことを目指す」と話す。「『きらっ』は一瞬の輝きだが『きら』は『きらきらきら…』と無限につながる可能性を持っている。神戸でたくさんの『きら』を見つけてほしい」とも。

 開催期間は来年10月1日~11月23日。

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