KOBEとんぼ玉ミュージアム（神戸市中央区京町、TEL 078-393-8500）で7月11日より、企画展「MASTERS:GLASS BEADS～とんぼ玉の名匠たち～」が開催される。

　同展は、ランプワークビーズ（とんぼ玉）の作品集「MASTERS:GLASS BEADS」の出版を記念したもので、掲載される世界の名匠の中から25人（予定）の作品を紹介し、その魅力に迫るもの。展示作品は400点以上にも上り、球形のものはもちろん、動物やハートをかたどった作品も展示。

　とんぼ玉の歴史は古く、始まりは紀元前25世紀ごろの装飾品である貴石の代用品として登場したもの。以来、ずっと進化を続けてきた。穴が開いていて紐を通せる形状のものが基本形だといわれている。

　同館館長の宮本恭庸さんは「まだまだとんぼ玉は知られていない。ミュージアムへ来られたのをきっかけに、とんぼ玉に想像以上の広がりがあることを知ってほしい」と、手が空いているときは極力同館内で来場客と会話し、その素晴らしさを伝えている。

　開館時間は10時～19時。入館料は、大人（高校生以上）＝400円、小中学生＝200円。10月6日まで。最終日（10月6日）には出展作家である八木重尊さんによるデモンストレーションも行う。有料。事前の申し込みが必要。