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兵庫県警がサイバー攻撃対策アドバイザー導入-有識者ら捜査協力も

授与式の様子

授与式の様子

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 兵庫県警察本部(神戸市中央区下山手通5)で5月29日、兵庫県警察サイバー犯罪・サイバー攻撃対策アドバイザー委嘱状授与式が開催された。

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 同アドバイザーは、同県警が「サイバー犯罪やサイバー攻撃の対策に関する指導や助言を行う」業務を「県内のサイバー犯罪における有識者として各方面から推薦された人物」に委嘱するもの。アドバイザーから技術指導などを受けて、企業に対するサイバー攻撃などのサイバー犯罪事件の捜査や啓発活動に役立てる。

 当日は神戸大学大学院教授を含む3人に委嘱状を授与した。同県警がサイバー犯罪に対するアドバイザー制度を取り入れるのは初めて。

 授与式では兵庫県警察本部長警視監の塩川実喜夫さんが「標的型攻撃や不正アクセスなど日々複雑化していくサイバー犯罪に対して、県民および県内企業のサイバー空間での安全を確保するために、捜査や予防のための助言をお願いしたい」とあいさつした。

 授与された一人で神戸デジタル・ラボ(江戸町)でセキュリティソリューション事業部長を務める三木剛さんは「首都圏に比べてネット空間のセキュリティー意識の低い県内の民間企業に対してリスクをお伝えするとともに、実際のサイバー犯罪に対する調査協力など、多くのスペシャリストを抱えた企業として協力していきたい」と意気込みを語る。

 委嘱期間は6月1日から2年間。

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