神戸・三宮の東門街入り口に6月19日、ダイニングバー「ajito Dining＆more（アジト ダイニング アンド モア）」（神戸市中央区下山手通1、TEL 078-326-1717）がオープンした。経営は飲食事業を手掛ける「きちり」（大阪本社＝大阪市中央区）。

マイナス196度の液体窒素で「冷やしすぎたトマト」

　同社第1号店を出店した場所で、新業態店としてオープンした同店。20～30代の女性をメーンターゲット、「大人の遊び場」をコンセプトに、お茶の間席をはじめ、ロフト席やソファ席、ブランコ席などを用意。天井にはミラーボールを多数設置し、「ラグジュアリーな雰囲気でゆっくりできる遊び心あふれる空間」に仕上げた。店舗面積は約42坪。席数は73席。貸し切り（着席＝40人、立食50人）にも対応する。

　料理も客席で仕上げるなどの演出にこだわり、マイナス196度の液体窒素でオリーブオイルをかき混ぜて作った粉末を盛り付ける「冷やしすぎたトマト　ゴールデンスノーがけ」（540円）や、ふたの中にスモークを注入し目の前でふたを取ることで白い煙と香りが立ち昇る「～アラジンメニュー～大地の恵みフライドポテト」（539円）など、五感を刺激する工夫も。メニューも雑誌風に作り込んだものを用意し、素材へのこだわりや料理長の思いを読み物として提供する。

　また、「友達に胸を張って紹介したくなる」ように、シリアルナンバー入り会員カードを導入。ブラック、ゴールド、シルバーの3種類を用意し、紹介制でカードのランクが上がり、ランクごとに特典も用意する。

　同社経営企画本部の三上成文（しげふみ）さんは、「いまや外食はおいしいのは当たり前。外食をしていただく『きっかけ』として目で楽しんでもらうなどの『仕掛け』をそろえているので、楽しんでいただければ」と笑顔を見せる。

　営業時間は18時～翌5時。