神戸花鳥園（神戸市中央区港島南町7）で5月5日の「こどもの日」、音楽イベント「第4回キッズコンサート」が開催された。

たくさんの花の中でピアノ演奏する女子児童

　多くの花が展示されている同園内北フクシアロビーで毎週日曜日に開催されているクラシック音楽中心の花園コンサート。同コンサートは今月1日で100回を数えた。

　今回は、「こどもの日」ということで「未来の音楽家たちのコンサート」をテーマに特別公演として開催。事前に申し込んだ4歳～16歳の28人が、アメリカ民謡の聖者の行進、ブラームスのワルツ、カーペンターズの名曲などを、それぞれ得意のピアノ、バイオリン、歌で披露した。

　公演中、緊張してなかなか舞台に上がれない子どもを、会場の観客が大きな拍手で励ます光景や、同年代の出演者に会場の子どもが「ブラボー」と声を掛ける場面などもあり、終始和やかなムードに包まれた。

　たくさんの花がある舞台に立ったピアノ歴1年の小学1年の男子児童は「心が豊かになった」と大人びた感想をもらしていた。

　同園広報担当の石川隆之さんは「音楽家を目指す子どもたちがステージに立つ機会を、今後も提供していきたい」と話す。