神戸・トアロード沿いのデリカフェ「野菜とさかな」（神戸市中央区下山手通2、TEL 078-381-5839）が7月7日、3周年を迎えた。

前菜 盛り合わせ

　店舗面積は13坪。白い壁と木目を基調とした明るい店内はテーブル15席、カウンター9席を用意する。「窓の外を眺めるのが好き」という店主の灘順子さん。女性の一人客が気軽に食事ができるよう窓側にもカウンターを設置した。10～20人の貸し切りパーティーにも対応。同店は、元魚屋の主人と息子が切り盛りする鯉川筋の「わさびと魚」（下山手通3）の姉妹店になる。

　ベジタブル＆フルーツアドバイザーの資格を持つ灘さんは「魚と野菜、例えば『サーモンとアスパラ』の組み合わせなら動脈硬化や高血圧の予防になる」など、体に良い有機野菜や無農薬野菜を「どういう調理法、組み合せ方をすれば最大限、体に良い効果を与えるのか」を常に考え、若い人向けにアレンジし料理を提供。「こだわり」のキッシュも本場フランスのロレーヌ地方を食べ歩き、生地から手作りし野菜の味を生かせるよう試行錯誤を重ねたという。

　ランチメニューは、「お魚プレート」（お魚デリ1品＋野菜のデリ3品＋ご飯＋野菜スープ、780円～）、「キッシュプレート」（自家製キッシュ＋野菜スープ＋おにぎり2個、980円）、「グラタンプレート」（グラタン＋野菜スープ＋おにぎり2個、1,100円）などを用意。ディナーコースは「さかなプレート」（980円～）、「ムニュ ブロッコリー」（1,500円）、「ムニュ トマト」（2,500円）のほか、タパスは「カポナータ」「豆乳のココット」「野菜のテリーヌ」「玉ねぎのアヒージョ」（3種＝580円、5種＝980円、全10種＝1,800円）などを提供する。ドリンクはワイン、ビール、カクテルなど380円から提供。キッシュのテークアウト（全3種1カット＝580円）も用意する。

　灘さんは「体の動く限り生涯働きたい。自分の好きなものをお客さまに提供したい」と話す。「今年はワインの勉強をしてワインの利点をお客さまに伝えたい」とも。

　営業時間は11時30分～22時。