神戸ポートアイランドの全天候対応施設「神戸どうぶつ王国」（神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899）で現在、アルパカの織り姫・ひこ星による七夕イベントが行われている。

散歩するアルパカの織り姫・ひこ星

　毎日行われているアルパカが園内を歩く「アルパカお散歩」に季節感を出そうと、期間中は七夕バージョンの衣装を着用して開催。アルパカの雄「リク」（雄）がひこ星、「ミラカ」（雌）が織り姫に扮（ふん）して登場する。

　今年は、屋外エリア「アウトサイドパーク」内にある「ペンギン池」を「天の川」に見立て、池に架かる橋の中央で織り姫とひこ星が再会するシーンを初めて再現。同エリア責任者の中川大輔さんは「年に一度というロマンチックなシチュエーションをアルパカで表現したかった」と話す。

　朝から違う場所で待機していた織り姫役のミラカとひこ星役のリクが別の方向から登場。2頭は橋の両端から渡り、中央で再会する。少しの間見つめ合った後に仲良く2頭で池の周りを散歩する姿を見て、来園者らは「かわいい」とほほ笑みながらレンズを向けていた。

　中川さんは「離れ離れに暮らしていても織り姫とひこ星のように変わらない愛情や絆があるということを表現している。ゲストの皆さまの心の中にあるピュアな部分を思い出すきっかけになればうれしい」と話す。

　開催時間は14時～。開園時間は10時～17時（土曜・日曜・祝日は17時30分まで）。木曜定休。入園料は、大人（中学生以上）＝1,500円、小学生＝800円、幼児（4～5歳）＝300円など。雨天の場合は屋内で行う。7月6日まで。