神戸・大倉山にある楠木正成公の菩提所「楠寺（正式名＝廣厳寺）瑠璃光苑」（神戸市中央区楠町7）で「父の日」の6月16日、「こうべイクメンの日 in 楠寺 瑠璃光苑」が開催される。

「こうべイクメンの日 in 楠寺 瑠璃光苑」フライヤー

　育児は地域社会で行うものであるという考えから、父親に限らず、祖父、近所の八百屋など、子育てに関わる全ての男性を表しているという「こうべイクメン」。同イベントを主催する「こうべイクメン実行委員会」は、地域での子育てを推進するプラットフォームを目指している。

　まず、「3年でイクメンが当たり前の社会」を目標に2010年に始まった「こうべイクメン大賞」。1年目はエピソードを集め、2年目はワークショップを開催。3年目となる昨年はその集大成として、これまでの取り組みをシェアし広めるグランドフィナーレを開催。延べ400件の「イクメンエピソード」を集め、イクメンの普及を行った。「こうべイクメン」の公式ロゴデザインはアーティスト・ハナムラチカヒロさんが手掛けている。

　この度、同賞を開催していた父の日を「こうべイクメンの日」として、「こうべイクメン」の取り組みを発信し、新たな取り組みやその担い手のプラットフォームとして活動を再開。「こうべイクメン 再スタート！」をテーマにイベントを開く。

　当日は、東京タワーで行われる「ワタナベフラワー」ライブのネット中継とテレビ電話出演をはじめ、ランニング専用ベビーカー体験「ベビラン」「簡単 親子クッキング教室」「親子でつくるミニ畳」「父の日に贈るコースターづくり」のほか、子ども連れの家族で楽しみながら「こうべイクメン」の知恵を共有できるコンテンツを予定する。

　同実行委員長の藤井淳史さん（毛利マーク取締役）は「こうべイクメンを地域の子どもたちとかかわるきっかけにしてもらえればうれしい。地域での子育てといっても難しく考えず、気軽に笑顔であいさつするくらいから始めればいいと思う。『こうべイクメン大賞』で集まったエピソードをウェブサイトで紹介しているので、それもヒントにしていただければ」と笑顔で話す。

　開催時間は13時～17時。入場無料。問い合わせは同実行委員会事務局（TEL 078-331-0874）まで。