神戸メリケンパークオリエンタルホテル（神戸市中央区波止場町、TEL 078-325-8111）が現在、開業20周年特別企画「サマーイルミネーション」を行っている。

ガラスのチャペルを大水槽に見立てた光の演出も

　同ホテルが7月15日に開業20周年という節目を迎えたことを記念し、ホテルの外壁とエントランス部分にイルミネーションを点灯。1997年より毎年、「神戸を訪れる人々に港の夜景を楽しんでいただきたい」と冬にホテルの外壁にイルミネーションを期間限定で点灯してきたが、今年は開業以来初めてとなる夏のイルミネーションを企画した。

　点灯位置は同ホテル東側壁面で、サイズは縦約20メートル、横約20メートル。LEDライト約2万3320球を使用。神戸の海を感じさせる青い波模様の上に開業からの20年を表す「20th」の文字を掲げ、「これまで積み重ねてきた歳月と支えていただいた皆さまへの感謝の思い」を込めた20個のきらめく星の絵柄をちりばめた。ホテルエントランス部分には、「おもてなしの灯」としてチャペル上やスロープ、植栽にもライトアップを行う。

　初日に行われた点灯式では、参加者にLED付きのリストバンドを配布。リストバンドの光を一斉に点滅させるなどの演出をしながら、外壁へイルミネーションを点灯した。1階にあるガラスのチャペル「アクアホール」の壁面部分に映像を映し出し、水族館の大水槽に見立てた幻想的な演出も行った。同演出は、8月14日～16日（19時45分から約10分間）にも開催予定。

　同ホテル広報担当の大岩祥子さんは「震災を乗り越え、開業から20年を迎えられたのも、地元の方々の応援があってこそ。感謝の思いを込めたイルミネーションで、港の景観に彩りを添えることができれば」と話す。

　点灯時間は18時～23時30分。9月14日まで。