京阪神のエフエム3局が共同制作する生放送番組「Saturday Junction（サタデー ジャンクション）」に6月19日、「日本生協連（コープ）」公式ツイッターの中の人が電話出演した。

　日本生協連は「日本生活協同組合連合会」の略称で、全国にある生協・コープの連合会。神戸市内では、生協・コープのことは「コープさん」と呼ばれ、親しまれている。

　今年4月3日に始まった同番組は「FM京都 α-STATION」DJの川原ちかよさん、「FM大阪」DJの遠藤淳さん、「Kiss FM KOBE」サウンドクルーの藤原岬さんが毎週土曜（11時～12時55分）に週替わりで各キー局から生放送。その街ならではの雰囲気・選曲で番組を展開している。

　5月22日に遠藤さんが担当した「FM大阪」の放送で「飴に『ちゃん』は付けるか？」が話題に。それを受け、「Kiss FM KOBE」担当の藤原さんがツイッターに「食べ物に『さん』付けは分かるとして、コープをなぜ『コープさん』と言ってしまうのか」とつぶやいたことで「コープ（日本生協連）中の人」が「コープ"中の人"も、実は気になってるんです…。少し調べてみますね。もしもわかったら、ご連絡させてください」（原文ママ）と反応した。

　同番組リスナーの間で早速ツイッターに「＃サタジャン3」「コープさん」でつぶやかれ、盛り上がりを見せたことから今回の生出演が実現。コープの中の人としてはメディア初出演という。

　「コープさん」の由来について、中の人は「『コープこうべ』の前身である灘神戸生活協同組合よりさらに前、大正時代に『こうばいさん』『くみあいさん』と言われていたからでは」など、今回調べた情報を明かした。「コープこうべ」が運営する学童保育「Terakoya（てらこや）」で児童が作成した壁紙新聞にも「なぜコープさんはさんづけなのか？」という自由研究記事があったという。

　幼少期からコープでの思い出が多いという藤原さんは中の人と意気投合。「感謝の気持ちを『いいね』で伝えるためエゴサは欠かさない」「おすすめのコープ商品」など話題が尽きず、ツイッターのタイムラインを盛り上げた。

　中の人がコーナーの最後に曲をリクエスト。藤原さんがボーカルを務めるロックバンド「アカシアオルケスタ」の楽曲「スーパースター」のサプライズ選曲に感激していた。

　1週間以内は、当日の放送をスマホアプリ「radiko（ラジコ）」のタイムフリーで聴くことができる。