神戸・垂水のカレー専門店「和風スパイスカレー はくと」（神戸市垂水区星陵台1、TEL 070-8395-5115）が4月26日、冷凍スパイスカレールーの販売を始めた。

6種の冷凍スパイスカレールー

　昨年12月15日にオープンした同店の店主、鹿島哲也さんは元和食料理人。「おいしくて、健康に良いものを提供したい」と考え、スパイスの効能・効果に着目したという。「お年寄り、子どもでも食べやすく、国民食であるカレーに和食技術を盛り込み、食べたら心も体も満足する食事を提供したい」と構想に2年かけ、「和とスパイスの融合」をコンセプトに和風スパイスカレーを開発した。

　その間、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「新型コロナ禍で疲れた人・社会を元気にしたい」という思いも強くなったという鹿島さん。「世界中で長引く新型コロナウイルスを乗り越え、コロナ（＝567）の後の世界に、白兎（はくと＝8910）が飛び跳ねるような元気な世界になれば」と願掛けし、店名を付けた。マスコットキャラクターは白ウサギの「はくと」。

　席数は、カウンター9席、テーブル14席（うち個室4席）。差し色にオレンジ色を配し、落ち着ける雰囲気に仕上げた。テーブルは鹿島さんの手作り。

　カレーには、かつお節、昆布、野菜から抽出した和風だしを使い、新鮮な朝引き淡路鶏と淡路タマネギ、旬の野菜を使い、素材が持つうまみ、甘みを大切にしたという。小麦粉不使用・無添加・減塩で作る。

　カレーメニューは「3種あいがけランチセット」（1,430円）、「2種あいがけランチセット」（1,320円）、「朝引き淡路鶏のチキンカレーランチセット」「旬野菜たっぷり使ったベジカレーランチセット」「和風出汁（だし）香るキーマカレーランチセット」（以上1,210円）、「週替わり創作カレーランチセット」（1,320円～）など。「朝引き淡路鶏のもも肉唐揚げ」「淡路鶏チキン南蛮」「淡路鶏ヤゲン軟骨唐揚げ」などの単品メニューも用意し、ドリンク（330円～）も各種そろえる。各種カレー（950円～）、一品料理（468円～）はテークアウトできる。

　新型コロナ禍で内食需要が増えたことで「家での食事やアウトドアシーンにも手軽に本格的なスパイスカレーを食べてほしい」と今回、冷凍スパイスカレールー6種の販売を決めた。「朝引き淡路鶏のチキンカレー」「和風出汁（だし）香るキーマカレー」「旬野菜たっぷり使ったベジカレー」「甘口キッズカレー」「まろやか和風バターチキンカレー」「海老（えび）とほうれん草の和風グリーンカレー」を真空パック後、瞬間冷凍。5分程度の湯煎解凍で食べることができる。

　店頭で先行販売し、追ってECサイトでも販売する。

　鹿島さんは「長引く新型コロナウイルス感染症の影響で、心も体も疲れている方々に体に良いものを厳選して作った当店のスパイスカレーを食べてもらい元気になってほしい。だし汁の香りは、心を落ち着かせ、リラックスできるので、刺激的な中にほっこりもしてもらえると思う」とほほ笑む。

　営業時間は、ランチ＝11時～14時30分、ディナー＝16時30分～19時（土曜・日曜は20時30分まで、以上ラストオーダー）。現在、時短営業中。水曜定休（祝日の場合は営業し、振り替え休日を設ける）。