ファッションショー「神戸コレクション」制作委員会が6月13日、神戸市と共同の取り組みとして「神戸の魅力を伝えるポスター」を制作したと発表した。

県外のスクリーンなどにも掲示しPR

　神戸市と連携し開催してきた神戸コレクションは今秋20周年を迎える。ライフスタイルやファッションに対する価値観が変化する中、昨年からコンセプトを新たに設定。最新のトレンドやかわいいファッションだけをピックアップするのではなく、「ファッション」「おしゃれ」というキーワードで「神戸の街を盛り上げる毎年2回の風物詩」を目指している。

　今春は、北野坂やアモーレ広場など神戸の街を舞台に開催。神戸コレクション主催者の植村仁さんは「ファッションショーを外に出して、街に落とし込む試みを行った。ファッションというキーワードを通して、『街を知ってもらう』『街に人が集まる』『いろいろな発想・発見が生まれる』ことで神戸が盛り上がるきっかけになれば」と話す。

　今回は形に残すものとして神戸らしさのあるポスターを作成。モデルは、神戸コレクションにも出演した神戸市出身のモデル・タレントで「Kobe City Cruise Weeks」アンバサダーの貴島明日香さんが務めた。

　神戸の地場産業でありファッションとしても関連性のある真珠・靴を使うことでもPRを行う。

　ポスターは、神戸ポートターミナル、神戸市総合インフォメーションセンター（インフォメーション神戸）、神戸市立中央図書館、三宮センター街大型スクリーン「BOS」などのほか、県外にも掲示しPRする。

　植村さんは「神戸にはライフスタイルに寄り添った地場産業がたくさんある。ポスターと映像で神戸の方はもちろん、全国の方に神戸の新たな表情を知ってもらいたい」と話す。「20周年となる秋の公演では、普通ではあり得ない場所でのイベントを予定しており、あっと驚く演出を考えている」とも。

　掲出期間は2022年度末まで。