神戸・元町商店街のはずれに店を構える古書と雑貨の店「honeycomb BOOKS*（ハニカムブックス）」（神戸市中央区元町通4、TEL 078-362-1583）で5月29日、絵本の会「みつばちのささやき」が行われる。

　同イベントは、参加者が自身の好きな絵本を1冊ずつ持ち寄り、交代で絵本を読んだり、聞いたりするもの。ほかの参加者たちと良かったところや疑問に思ったことなどその絵本の話をして楽しむ。最近知った本を持ち寄る参加者もいれば、美術館で見て気に入った本、小さいころから好きな本を持ち寄る参加者も。今年4月から月1回最終土曜日に開催し、今回で2回目。

　「読み聞かせほどかしこまった感じではない。読み方の決まりもなく、自由に楽しんでいる」（オーナーの佐伯京子さん）という同イベント。参加者が絵本とともに持ち寄る「遊び」を楽しむこともあるという。過去にはお手玉でジャグリング、ウクレレで音楽を奏でるなどした。

　佐伯さんは「日常、絵本が好きな人は自分で読んで楽しむことに終始するが、こういった機会があると知っている話も違った見方ができる。知らない絵本を知る機会になるので、わたしもいい勉強になった」と笑顔をみせる。「みんなでワイワイできたらいいなと思い、店頭やブログでもお知らせしている。お子さまから年配の方まで年齢は問わないので、好きな絵本を楽しんでほしい」とも。

　同店には古書のほかにも、アクセサリーやレターセット、食器などの雑貨も並ぶ。料理や手芸、暮らしまわりの本などの買い取りも行っている。

　開催は19時30分から。参加料金はお茶付きで300円。