神戸市の大型児童センター「こべっこランド」（神戸市兵庫区上庄通1、TEL 078-958-8011）が2月11日、神戸ハーバーランドから兵庫区の和田岬に移転・リニューアルオープンした。

オープニングセレモニー、テープカットの様子

　「こべっこランド」は1987（昭和62）年、大型遊具を備えたプレイルームや多様な体験型講座・イベントなどを行う市内唯一の大型児童センターとして神戸ハーバーランドにオープン。雨の日でも思い切り遊べる施設として市内外の多くの子育て世帯に長く親しまれてきた。

　「こべっこランド」に隣接する「神戸市こども家庭センター」も2月6日に移転。施設面積は約2倍の5700平方メートル、相談室は30室から56室に増設、相談体制も児童福祉司・児童心理司を計109人と配置強化している。

　「こべっこランド」の施設面積は4100平方メートル。建物は船をイメージした特徴的なデザインで神戸らしさを表現し、屋内だけでなく噴水や芝生がある屋外の遊び場（キッズガーデン）を新設。大型ネットなどを使ったさまざまな遊び心のある遊具、1階と2階をつなぐような遊具を設け、子どもたちが遊びながら探検できる仕掛けを施している。体験プログラムなども、無料で参加できる。

　10日は1階エントランスでオープニングセレモニーを開催。聖ミカエル兵庫幼稚園園児による合唱や久元喜造神戸市長らによるテープカットが行われ、親子約200組を招待した。

　神戸市こども家庭局こども青少年課の上田課長は「新しいこべっこランドは、これまでになかった屋外の遊び場ができたことが最大の魅力。料理教室や工作遊び、音楽体験などの文化的な活動もこれまで以上に充実していく。幅広い年齢のお子さんたちが屋内でも屋外でも楽しくのびのびと遊べる施設になっているので、新しく生まれ変わったこべっこランドをぜひ一度体験してもらえたら」と話す。

　「土曜・日曜・祝日、春休みなど、オープン当初は混雑が予想されるので、お互い譲り合って利用してもらうようにお願いしている。駐車場は混み合うので、公共交通機関の利用をお願いしたい」とも。

　利用可能時間は9時30分～17時。月曜休館（祝日の場合は翌日）。