神戸経済新聞の2024年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、神戸のパン店から集めたパンを夜に販売する試み「ナイト・ベーカリー」が始まったことを紹介した記事だった。

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 王子公園で「ナイト・ベーカリー」開始　パン店から集めたパンを夜間に販売（6/4）

2. 神戸ハーバーランドに「弘前ねぷた」出陣　3年目は初の練り歩きも（5/27）

3. 神戸・北鈴蘭台駅前に「KITASUZU HAUS」　新たな地域の拠点に（4/9）

4. 「神戸須磨シーワールド」がグランドオープン　一体型ホテルも同時開業（5/30）

5. 神戸で4年ぶり「ルミナリエ」　30周年に向け持続可能なあり方探る（1/19）

6. 六甲に「パティスリー・ブルエッタ」 コンテスト受賞作も同じレシピで販売（2/26）

7. 神戸・三宮にゴルフセレクトショップ　「映える」ゴルフウエアそろえる（2/16）

8. 神戸・王子公園のジェラート専門店が「国際ジェラートコンテスト」で6位に（2/21）

9. 神戸マルイで「攻殻機動隊」パネル展　「神戸市公安9課」も再起動（1/19）

10. 神戸・王子公園で学生起業家がランチ営業開始　ロスパンの循環目指す（2/5）

　1位の「ナイト・ベーカリー」は、神戸のパン店で売れ残ったパンを回収・リパッケージして「あすぱん」としてポップアップやイベントで販売しているスタートアップ「Bestieat」（神戸市灘区水道筋6）が始めた事業で、開始後は毎回開始時間までに行列ができるほどの人気が出ている。また、10位でも同スタートアップの記事がランクインしている。

　2位の神戸ハーバーランド「弘前ねぷた」出陣は、2020年3月に「フジドリームエアラインズ」の直行便が神戸・青森間に就航したことがきっかけで、2022年から神戸で開催しており、今年で3回目となる。国の重要無形民俗文化財に指定されている「弘前ねぷた」の魅力を神戸市民に伝え、8月第1週に弘前市内で開催される「弘前ねぷたまつり」への誘客を図っている。今回は初めて「ねぷた練り歩き」も行われ、多くの参加者が楽しんだ。

　3位の「KITASUZU HAUS」、4位の「神戸須磨シーワールド」は、神戸市北区と須磨区で始まった新たな「場」として関心の高さがうかがえた。

　5位の「ルミナリエ」は、コロナ後4年ぶりの開催となり、来年が30周年を迎える節目が近いことから、持続可能な在り方を議論していこうとする動きがあることを紹介した。