昨年9月29日で結成10周年を迎えた「神戸・清盛隊」が2月1日、10周年記念演舞「平家物語 颯 寿永4年のスワロウテイル」を行うと発表した。

　棟りょうの平清盛さんを筆頭に、嫡男・重盛さん、三男・宗盛さん、四男・知盛さん、五男・重衡さん、甥・敦盛さんの平家ファミリーと謎の人物・GIONさんの7人で構成する同隊。2012（平成24）年制作のNHK大河ドラマ「平清盛」に合わせ、神戸市が開いたイベント「KOBE de 清盛2012」のPRキャラバン隊として、「平安時代より呼び起こされ、スマホ型タイムマシンで平成にやって来た」という。

　「KOBE de 清盛2012」が閉幕した2013（平成25）年1月14日、「平安時代に戻り、眠りについた」が、ファンからの「清盛隊を存続させてほしい」という多くの声援に応え、同年5月3日に民間団体「神戸・清盛隊プロジェクト」として復活。現在は「清盛・平家の甦（よみがえ）り」として兵庫県下を中心に活動している。

　10周年を記念して、4月15日～17日は大阪のABCホール（大阪市福島区）、5月13日～15日は東京の六行会ホール（東京都品川区）で、これまでの活動の集大成ともいえる舞台を開く。東京での記念演舞は今回が初めて。大阪公演のチケット一般発売は2月11日で、チケット販売サイト「Corich（コリッチ）」で行う。東京公演のチケット一般発売は3月を予定。

　原作は同隊結成時から演出を担当するSallyさん、脚本・演出は「Artist Unit イカスケ」の青木道弘さんが担当する。出演は同隊メンバーのほか、小田ゆりえさん（Dプロモーション）、柄谷吾史さん（大阪公演のみ）、児玉愛さん、たかはしあいこさん（ロイスター）、中尾周統さん（げきとん／gekitong）、萩原嵐さん（テアトルアカデミー）など。

　同隊プロデューサーの若見しのぶさんは「2011年大河ドラマ・平清盛の放送を契機に神戸のPR隊として誕生した清盛隊。皆さまの力添えなくしてこの10年はありえなかった。10年を経た今、大河は再び平安後期が描かれ、アニメ平家物語も放映中という不思議な縁を感じる。本公演で清盛隊の描く平家物語は『家族・仲間との絆』『平和な世への想（おも）い』『平家の生き様』を描く。清盛隊10周年の集大成ともいうべき本公演をご覧いただきたい」と話す。

　料金は、前売り＝S席6,500円（特典付き）、A席4,500円、当日＝S席同、A席5,000円。全席指定。出演者・開演時間などは「神戸・清盛隊」ブログで確認できる。